学生時代に取り組んだことは？
海外ボランティアサークルに所属、長期休暇を利用し、フィリピンやインドネシアに赴き、貧困に苦しむ人たちのために家を建てるお手伝いをしました。レンガ積みやセメント塗りなど慣れない作業に汗だくになって取り組むのは肉体的に厳しい経験でしたが、笑顔を見せる子どもたちの姿を見て、少しは役に立てたのかなと嬉しい気持ちになりました。国内では貧困地の現状を知ってもらうための広報活動や募金活動にも取り組みました。
クレハに入社した"決め手"は？
就職活動をする中で、モノづくりに夢を感じ、メーカーの会社説明会に参加していました。化学メーカーに興味を持ったのは、一つの製品が身近な日用品・医薬品から高度な電子機器に至るまで、さまざまな業界で使用されていることを知ったからです。製品の用途開発など営業職に就くことをイメージしていました。就職活動中にお会いした人事部の方々の温かい雰囲気に接し、ここなら長く働けそうだと思い、クレハへの入社を決めました。
現在の仕事内容はどんなことですか？
最初の配属はいわき事業所の経理部でした。2年目から本社経理部に異動し、クレハ単体の決算を担当しています。担当業務は、適切な会計処理を実行するための事業部との打ち合わせや、役員会等の報告資料作成などです。また、四半期ごとの決算開示に向けて、決算短信や有価証券報告書も作成しています。クレハでは2016年度からIFRS（国際会計基準）を任意適用しており、基準や事例を調べて適切な情報開示となるように努めています。
業務を通して成長を感じたことは？
法学部出身のため会計知識がなく、当初は自分の業務をこなすことに精一杯で、担当業務が他の業務にどのように影響するのか分かっていませんでした。次に起こることが予測できていないため、準備が遅れたり、関連部署への確認が漏れたりしていましたが、今では業務全体の流れが掴めるようになり、一つの会計事象から税務への影響や会計システム処理の方法など次の業務展開を想定できるようになりました。
今後、クレハで実現したいこと、挑戦したいことは？
IFRSで決算を行うにあたっては、それまでの日本基準とさまざまな点で異なるため、日々勉強しなければなりません。また、今は財務部での短期間の業務研修中です。財務部では経理部が作成した開示資料をもとに金融機関等へ決算説明をします。この経験を活かし、第3者を意識して経理部での開示業務を遂行していきたいと考えています。さらに将来的には、連結決算や税務の知識を深め、国内外のグループ会社とビジネスや経営について議論できるようになりたいと思っています。
あなただけが知るクレハ自慢は？
アットホームで温かい方がたくさんいることが自慢です。入社1年目に配属されたいわき工場の経理部では、担当する固定資産業務でさまざまな部署に顔を出してコミュニケーションを取っていましたが、皆さん優しく接してくれました。また、若手有志がいわき・東京の2拠点から合流して猪苗代にスノーボードに行くなど、プライベートでも社員同士が仲良く交流しています。
