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ハイバリヤー包装材のグローバル展開 |
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当社のコア事業でもあり、得意分野でもあるハイバリヤー性(腐敗/変質防止効果の高いガス遮断性)フィルムはクレハロン(ポリ塩化ビニリデン)、ベセーラ(アクリル酸系コートフィルム)、新MLシリーズ(ハイバリヤー性収縮多層フィルム)、PGA(ポリグリコール酸)からなる包装材ポートフォリオを形成していますが、各々具体的な事業戦略の下に新たなる展開を開始します。 |
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クレハロン(ポリ塩化ビニリデン)の中国における生産 |
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中国における急速なソーセージ包装フィルムの需要増加に対応して、これまでのフィルム用樹脂の輸出に留まらず、現地企業との合弁も視野に入れた樹脂から包装用フィルムまでの一貫生産体制の下に、本格的なビニリデン樹脂の現地生産を計画しています。基本的には、今後の需要増分に対応する計画であり、製造拠点を中国へ移転して日本での生産を空洞化させるものではなく当社錦工場の稼働率を維持しながら事業拡大をするものです。 |
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ベセーラ(アクリル酸系コートフィルム) |
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本製品は、食品包装の代表的なものである缶詰やアルミパウチ等の代替品として、食品保存の最大要件である@高度なガスバリヤー性があること、A金属探知による異物検出が可能なこと、またB中身が見える、という消費者のニーズに応えた特徴があります。この強みを活かした包装資材として近年倍増を続けて伸びて来ましたが、このたび製造方法の画期的ブレークスルーを達成し、
ベースフィルムの使用範囲が耐熱ポリエステル・ナイロンのみであったものから更にポリプロピレン等へも一気に適用範囲を広げる事ができたことにより飛躍的なマーケットの拡大を期待しております。それに伴う事業拡大の具体的活動がまず国内で始まっておりますが、海外においてもユーザーからの直接引き合いが多く、推定マーケットはさらに一桁上の単位になると考えております。
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新MLシリーズ(バリヤー性収縮多層フィルム) |
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新MLシリーズは従来のPVDC(ポリ塩化ビニリデン)に替えEVOH(エチレン・ビニルアルコール共重合体)を芯材とした収縮性フィルムですが、特に欧州においては狂牛病や口蹄疫の逆風下にありながらも急速に需要が伸びており、生産設備の増強を行っておりますがアメリカでも新MLシリーズの物性に対する評価が高く、本格的なアメリカ進出を計画しております。 |
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PGA(ポリグリコール酸:超バリヤー性フィルム用樹脂) |
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PGAは開発の最終段階に達しており、これまでのマーケット・リサーチをベースに事業化のターゲットが明確になってきました。これを受けて本年9月より10トン/月のパイロット・プラントがテスト稼動しており、具体的な製造性の確認や、試作品をベースとした詳細な物性検討が出来る状況となりました。本年中には当社内部での物性評価を完了し、来年早々には限定されたポテンシャル・カスタマーにサンプル提供が出来る段階に進む予定です。
具体的なターゲットとしては従来の技術では達成できなかったハイバリヤー性を武器とした清涼飲料水用PETボトルやビール瓶への応用等、当社にとっても初めての食品用から炭酸飲料用への事業拡大のエースに育てたいと思っております。 |
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高機能材事業のさらなる展開 |
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フォートロンKPS(ポリ・フェニレンサルファイド樹脂)やKFポリマー(フッ化ビニリデン樹脂)等のエンジニアリング・プラスチックスや球状活性炭、ピッチベース炭素繊維は当社独自のスペシャリティー商品として今後も事業拡大を続けて行きますが、この度クレファイン(静電気対策コンパウンド)の上市を機に下記の先端技術商品群をエレクトロニクス・パッケージング(電子材料包装材)事業と位置付けさらなる事業拡大することに致しました。 |
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エレクトロニクス・パッケージング(電子材料包装材)のグローバル展開 |
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・クレファインESD(静電気対策)コンパウンド |
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・バイヨン(帯電防止ポリマー) |
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この商品群のコア技術は当社のエンジニアリング・プラスチックスの重合技術、加工技術にカーボンの導電性制御技術を組み合わせて完成したものであり、大手半導体各社を含めた世界中のエレクトロニクス関連ユーザーに対し、積極的なマーケッティングを展開しています。
これらの商品群の開発・展開の背景は、半導体・ハードディスクの急激な高性能化により製造工程内で使用するキャリア、テストソケット、トレー等のプラスチック部材に対する静電気対策が急務となってきた市場ニーズに基づくものです。当社製品によって得られる安定した表面抵抗値によって従来品では得られなかった静電気破壊発生率の低下が達成されています。当社が開発した静電気コントロール技術は独自の特殊炭素材料とコンパウンド技術を組み合わせたもので、あらゆる熱可塑性プラスチックスを対象とし、 表面抵抗を±1乗の範囲でコントロールできるという画期的商品を生み出しました。永久帯電防止性を持つバイヨンは当社のポリマー重合技術を駆使した樹脂で、何よりも透明性を維持した帯電防止ポリマーということでユニークな商品となっています。また、いづれもクリーンルーム内使用にふさわしい高クリーン材であることもユーザーからの信頼性を得られる大きな理由になっています。
これらの先端技術を必要とする分野は、市場全体の約20%(80億円)と推定され、高付加価値分野として当社の進むべき市場と捉えています。 |
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マイクロスフェアー(発泡用中空微粒子) |
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先に、大日精化工業株式会社と共同発表致しましたこの商品は当社独自の重合技術を生かしたマイクロサスペンション重合法による球状中空微粒子です。加熱発泡させることにより立体感のある壁紙や印刷物とするなどの用途が拡大し、近年販売量が倍増を続けてきたことから新プラントを当社錦工場内に建設し積極的事業展開を行うことに致しました。この商品は発泡粒子とすることで軽量化を図る分野に用途が広がるばかりでなく微粒子そのものとしても種々の用途展開が可能なハイテク素材として今後の需要増加を期待しています。
ミクロン(千分の1ミリ)オーダーのポリマー微粒子を精密設計により製造する技術は、当社が培ってきた懸濁重合技術、乳化重合技術が基本となっており、奇しくもこの度コモディティー化したことから事業撤退を決定した塩ビの重合技術やモディファイヤーの重合技術がその背景にあります。コモディティーの事業は消えていきますが、例えばマイクロスフェアーの重合技術といった形で技術は伝承され、新しい形で次の事業に受け継がれて行きます。当社の高機能材事業はこれらの技術伝承と新しい技術の融合によりさらに有用な技術に発展させ当社独自のスペシャリティー製品を生み出すことが基盤となっております。
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医・農薬関連事業の拡大とサプリメント・ビジネス(健康食品)への参入 |
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医・農薬関連事業に関しましては、引き続き既存の事業拡大を図ると同時に、当社の培ってきた独自の技術をベースに独創的発想に基づく新規商品の開発を続けて参ります。当社でなければ出来ないという観点に立った医・農薬事業を目指し資源の投入を図って行きます。
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クレメジン(慢性腎不全用剤)の海外展開 |
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発売11年目を迎えた製品ですが、着実にその効能が世の中で認められ慢性腎不全用剤として定着してきました。
国内におけるこの実績を背景に、このたび積極的な海外展開を図ることに致しました。具体的には本剤の展開について、@韓国のCJ Corp社に対し10月10日付けで開発・販売権の許諾を行いました。当局の認可が下り次第、具体的な営業活動を開始する予定です。A米国展開についても具体的に計画が進行しておりFDA(米国食品医薬局)のIND(治験薬としての許可)を10月に取得し、Phase-U(第二段階)の臨床試験が開始しております。Phase-Uの臨床試験を来年中に完了しその後Phase-Vに進み最終的な認可を得て販売開始できるのを2008年頃と想定しております。 |
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メトコナゾール及びイプコナゾール(農業用殺菌剤)の事業拡大 |
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当社が培ってきた有機合成技術と薬剤評価技術にコンピューター・ケミストリーの手法を組み合わせて短時間に完成をみましたメトコナゾールはBASF社(独)との共同事業としてヨーロッパ、南米、アフリカ諸国の30ヶ国以上の国で麦、菜種などの病害対策剤として農薬登録を取得し順調に販売を伸ばしてきましたが、これまで積み重ねてきた実績を背景にさらにアジア・オセアニア地区への事業展開を加速することに致しました。すでに韓国、イスラエルでは販売を開始し現在日本、台湾、ベトナムにおいて麦、果樹、稲を対象とした農薬登録に向けて計画を進めています。
また、メトコナゾールの延長技術として開発致しましたイプコナゾールは日本国内で種子消毒剤として販売しておりますが、海外展開も積極的に計画しており、北米、南米、ヨーロッパにおける種々の作物の種子・茎葉病害への適応性を開発中です。
メトコナゾール、イプコナゾール両剤の特徴は特定の病害と作物にのみ効果があるという通常の農薬と異なり「幅広い病害に高い効果がある」という特徴があり、効果の確認が即ち用途拡大につながるという強みを最大限に活かして事業拡大に結びつけるつもりでおります。 |
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マツタケ菌糸由来の健康食品 |
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当社が医薬品で培ってきた培養技術と食品包装分野からの食品研究をベースに、従来難しいと言われていたマツタケ菌糸体の工業的培養に成功したことを発表(10月31日)致しましたが、この技術的成功を背景に健康食品分野に参入することに致しました。
当社はマツタケ菌糸体由来の糖タンパク複合体(α-プロテオ・グルカン)が感染症の予防、抗ストレス、抗腫瘍性など高い免疫賦活性を示すことに着目し、その活性効果の極めて高い菌株(クレハM6271株)を発見致しました。この度、その培養技術を基に従来極めて難しいと言われて参りましたその安定的な工業生産に初めて成功致しました。本開発品により、高い免疫賦活性の期待できる健康食品として免疫力向上に関心の高い消費者の皆様に多くのご支持をいただけるものと確信しております。本商品の市場展開につきましては、提携販売も視野に入れあらゆる事業形態の可能性のもとに事業計画を策定中です。 |