化学製品事業
人と大地と産業を育む
人々の健康や農業の発展、そして産業の成長、それぞれを支えるクレハの化学製品があります。
当社の農薬開発は、作る人、食する人、大地の3つの共生を目指し、環境を守りながら、農業の生産性を高めることを大切にしています。メトコナゾールは、当社が発明したトリアゾール系の農業・園芸用殺菌剤で、麦類やトウモロコシの重要病害に卓効を示します。イプコナゾールも、当社が発明したトリアゾール系の殺菌剤で、播種前の種子の消毒に用いる種子消毒専用殺菌剤です。どちらの農薬も低薬量で高い防除効果を示します。
医療分野における基本理念は「CURE(治療)からCARE(生活の質を考えた療法)」です。当社は、独自の技術で医療用・動物用の慢性腎不全用剤を開発し、提供しています。
当社の製品のルーツは、工業塩を電気分解して得られる塩素とか性ソーダにあります。塩素は、当社のPPSやクレハロンなど各種製品の基盤となります。か性ソーダは、紙や化学繊維の生産になくてはならない素材であり、排水の中和や化学品の原料用途でも使用されています。クロルベンゼンは、医・農薬、染・顔料の製造に使用されるほか、防虫剤、PPSの原料としての需要も高く、日用品から産業用途まで幅広い分野で貢献しています。
クレハグループの製品・サービス
製品と主な用途

農薬
「メトコナゾール」
麦類、トウモロコシ、ナタネ、ダイズなどの殺菌剤

農薬
「イプコナゾール」
イネの種子消毒用殺菌剤(日本)
トウモロコシ、麦類、ダイズなどの種子消毒剤(海外)

医薬品
「クレメジン」
慢性腎不全用剤

医薬品
「コバルジン」
猫慢性腎不全用剤

工業薬品
「無機薬品」
か性ソーダ、塩素、次亜塩素酸ソーダ、水素

工業薬品
「有機薬品」
モノクロルベンゼン、パラジクロルベンゼン、オルソジクロルベンゼン、トリクロルベンゼン
製品・サービスが解決する課題
クレハグループが提供する製品・サービスは、さまざまな分野で社会の課題を解決しています。
- 作物を病害から守り、生産性や農作物の品質の向上に貢献(メトコナゾール)
- 種子消毒により低薬量で作物を病害から守る(イプコナゾール)
- 人やネコの健やかな日々のために(クレメジン、コバルジン)
- 工業塩の電気分解による限りある原料の有効利用(塩素、か性ソーダ、クロルベンゼン類)

持続的な社会の発展、SDGsへの貢献
- 食料の生産性向上、生産量確保
- 人々の健やかな生活をバックアップ
- 天然資源の効率的な利用



