トップメッセージ
独自技術で
スペシャリティを追求し、
未来を拓く社会貢献企業へ
代表取締役社長
クレハのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
クレハは1944年の創立以来培ってきた独自技術をベースに、社会の発展とともに歩み続けてまいりました。
日頃より当社グループをご支援いただいております皆さまに、心より感謝申しあげます。
当社グループは、2023年にクレハビジョン「独自技術でスペシャリティを追求し、未来を拓く社会貢献企業」を制定し、その実現に向けた経営方針として3つの目標(「継続的な経済価値の向上」、「社会課題解決への貢献」、「環境負荷低減への貢献」)と3つの最重要施策(「技術立社の再興」、「経営基盤の強化」、「会社と社員の共生」)を定めました。
経営方針のもと、当社グループの事業を通じて継続的な経済価値の向上を図るとともに、様々な社会課題の解決に貢献し、また環境負荷低減についても積極的に取り組むことで、より良い社会の実現を目指して、取り組んでおります。また、変化の速い時代において、技術力で社会課題の解決をリードすべく、創業以来培ってきた独自技術をベースとしながら、マーケットインの視点も強化しています。市場ニーズを的確に捉えた研究開発により、研究・技術開発力の強化を図るとともに、グローバル競争に打ち勝つコスト競争力の実現に向け取り組んでいます。
クレハグループ中長期経営計画『未来創造への挑戦』を開始した直後より、事業環境が大幅に変化したため、2024年度には『クレハグループ中長期経営計画ローリングプラン2025』を策定しました。ローリングプランにおける資本政策面では資本収益性の一層の改善に向けて、適正な自己資本水準の見直しや自己株式取得による株主還元の強化を行いました。また、2025年度は安定的な配当を通じた企業価値の向上に向け、自己資本に連動した配当を行う株主資本配当率(Dividend on Equity Ratio:DOE)を導入し、配当政策の変更を行いました。
足元の事業環境が引き続き不透明な状況にある中においても、自社でできる取り組みにより業績や重要業績評価指標の改善を図ってまいります。そしてクレハビジョンの実現に向け、技術立社企業としてサステナブルな社会の実現になくてはならない企業として評価されるように、新たな価値の創造に向けて、経営と従業員が一体となって「挑戦」と「進取」を続け、イノベーションを起こしていきます。
最後に2025年5月に不適切行為により取締役が辞任いたしました。ステークホルダーの皆様にはご心配とご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申しあげます。再発防止に向けたコンプライアンス体制の一層の強化に努めてまいります。
今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。
代表取締役社長 小林 豊