クレハの研究開発

研究開発トップメッセージ

取締役専務執行役員 新事業推進本部長 西畑 直光

近年、気候変動や資源の枯渇、人口増加に伴う社会課題など、私たちが直面する課題は複雑化し、解決には常に新しい視点と技術が求められています。
当社は、創業以来培ってきた独創的な技術力をベースとして、「価値ある商品・技術を創出して、持続可能な社会の発展に貢献する」という企業理念のもと、「ナケレバ、ツクレバ」の開発精神を胸に、スペシャリティを追求し続けてきました。

2026年度より、新たな中期経営計画「Technology to Value 2028」がスタートしました。これは、当社が持つ独自技術を真の「価値」へと転換することを研究開発の中心的な使命として掲げるものです。前中期経営計画「未来創造への挑戦」において推進してきた「技術立社の再興」の成果を土台としながら、今期はその技術を確かな事業価値・社会価値へと結実させる段階へと歩みを進めます。

「Technology to Value 2028」のもとでは、機能製品分野における新グレードの開発と、ライフサイエンス分野における事業化を見据えた研究テーマの創出と開発推進を継続・強化します。各テーマにおいて技術的独自性のみならず、市場・顧客にとっての価値が何かを常に問い続け、開発のスピードと成功率を高めていきます。また、国内外のパートナーとのオープンイノベーションを深化させ、自社技術の強みを起点とした共創によって、単独では生み出せない新たな価値の創造を目指します。

技術を価値へと転換するのは、最終的には「人」の力です。研究開発に携わる一人ひとりが、自らの仕事が社会や顧客にどのような価値をもたらすのかを深く理解し、誇りと主体性を持って挑戦し続けられる環境を整えていきます。 私たちのゴールは、単に製品を生み出すことではありません。化学の力を通じて、次世代へ誇りをもって引き継げる持続可能な社会を実現することです。「Technology to Value」という新たな旗印のもと、クレハの技術を世界に求められる価値へと変えるため、これからも挑戦を続けていきます。

取締役専務執行役員 新事業推進本部長
西畑 直光