クレハのCSRについて

パッション、スピード、コミットメントをもって、ステークホルダーの皆様と共に“エクセレントカンパニー”を目指してまいります。

クレハグループの概況

クレハグループは、創立以来培ってきた独創的な技術力をベースに、スペシャリティ・ケミカル分野において、人々のくらしや地球環境に役立つ製品を創出して、社会の発展とともに歩んできました。

今、企業には、地球温暖化やSDGsをはじめさまざまな社会的課題に対して、それぞれの強みを活かして解決策を提供していくことが、社会から求められています。

市場競争の激化、市場構造の変化や急速な技術革新など事業環境の変化には厳しいものがありますが、当社は、そうした変化に迅速かつ的確に対応して、差別化された製品を開発・提供し続けながら、持続可能な社会と企業の成長を目指しています。 

中期経営計画「Kureha’s Challenge 2018」

中期経営計画「Kureha’s Challenge 2018」の進捗
この中計の3カ年を、"将来の発展に向けた土台づくりの期間"と位置付けて、既存事業の競争力・収益力向上をベースとしながら、PGA(ポリグリコール酸)事業を着実に成長させて収益の柱としていくとともに、"新事業創出プロジェクト"により、将来を担う新技術・新事業テーマの探索を加速させています。あわせてCSR経営の推進と経営基盤の強化を図り、社会とともに成長・発展する企業となることを目指しています。

事業においては、革新的な技術創出を加速し徹底した「差別化」を進めながら「市場で勝てるコスト構造」へ転換していき、また、「働き方改革」、「生産性向上・業務効率化」、「デジタル化推進」などの取り組みにより経営基盤を強固なものにしていきます。時代の大きな変化のうねりの中で、変化に合わせ、変わらなくてはならないということを決意し、大胆な変革を進めています。

引き続き、これらの取り組みを着実に成し遂げて中計の定量目標を達成するとともに、将来の持続的発展に向けてさらなる基盤強化を進めていきます。

CSR経営の推進

私は、社会と良好な関係を保ちながら、社会に必要とされる安全・安心な製品・サービスを提供していくことが企業の責任であると考えています。

当社グループは、ステークホルダーの皆様のご意見を反映させながら、事業を通して、地球環境、エネルギー・資源、食糧、くらし、医療・健康などにおける社会的課題の解決に向けてひたむきに取り組んでいます。

地球温暖化への対策をはじめ、事業活動を行う上での環境負荷をできるだけ低減する努力を継続するだけでなく、当社グループの強みを活かして、地球環境の保全に役立つ製品やサービスを提供することで、社会に貢献できると考えています。

化学製品の製造、販売を事業活動の中心にしている当社グループにとって、開発、生産、販売や消費において、人や環境への配慮は欠かせない責任です。安全、品質、そして地域との共生においても、その責任の重さをしっかりと認識して行動していかなければなりません。

「安全は全てに優先する」の方針のもと、生産拠点においては安全・安定操業を最優先として継続的に改善を図ってきました。

しかし、グループ全体での推進という点においては課題が多く残されていると認識し、対策強化を進めています。また、昨今の国内の製造会社における品質問題には、ものづくりの原点に立ち返る必要性を改めて認識させられています。製品検査や品質管理体制の見直しなど、お客様との約束や法令を遵守する行動をグループ全体において徹底し、当社製品を誇りを持って送り出せるようにしていきます。

また、地域社会とともに歩む企業として、特に、当社の生産・研究開発の主要拠点であり、グループ会社の多くが拠点としている福島県いわき地区においては、地域の方々と対話を継続しながら、ともに地域の発展を担っていきます。地域の中核病院として機能している呉羽総合病院、障がい者雇用特例子会社“さんしゃいんクレハ”の経営においても、当社が果たすべき社会的役割はとても大きいと思っています。

ESG(環境、社会、企業統治)への対応が重視される中、整備したCSR推進体制のもと、コーポレートガバナンスとコンプライアンスの実践をベースに、安全・品質を担保する体制を強化し、社会との共生や環境などに関する取り組みを充実させながら、CSR経営を引き続き推進していきます。

こうした取り組みを支え、実現していくのは従業員一人ひとりの力です。全従業員の活躍推進に向けて発足させた“輝きアップ推進プロジェクト”は、2017年3月末をもって解散しましたが、私はその答申を受けて、従業員の皆が輝けるように、この活動を根付かせていきます。当社の弛まぬ発展のためには、人財が育ち、誰もが活き活きと働き続けることができ、成長が実感できる環境づくりが必須との想いからです。そして、今までのやり方にとらわれず、革新的な発想を自ら発信していく集団にグループ全体がなっていくことで、クレハグループは持続可能な成長を実現していけると確信しています。

これからも当社は「技術立社」企業としての存在感を高め、新たな価値を創出し、社会に貢献し続ける高付加価値型企業となることを目指します。クレハグループを今まで以上に社会から必要とされ、従業員の皆が誇りを持てる会社にすべく、"パッション"、"スピード"、"コミットメント"のもと、先頭に立って行動してまいります。

今後とも、一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2018年8月

代表取締役社長 小林 豊